外国のことを日本語で

日本にいながらにして日本語で外国の情報を生のまま知る方法:


・生活について。日本語が上手な外国人と接する機会を持つこと。(OK)
・気持ちについて。日本語に翻訳された外国の映画を見たり、本を読んだりすること。(OK。このブログ)
・最新ニュースについて。ウェブサイトをチェックすること。(今、ここ)


ニューズウィーク日本版
ロイター.co.jp
AFPBB AFP通信。このデザインはどうだか
swissinfo スイス
ナショナルジオグラフィック


以下はrssがない模様
CNN.co.jp 使いにくそうなガジェットはあるのに
Bloomberg.co.jp 経済専門
朝鮮日報 中央日報でもいいが、あちらはコメントが・・・
株式会社JSN ロシア経済情報ナビ
ポートフォリオ・オランダニュース




こんなことを書きたくなったのは、オバマ大統領のノーベル平和賞受賞のニュースに対する反応から、日本と世界との間にある、深刻な情報格差を感じてしまったため。


日本にいながらにして海外の情報を知る場合、多くは日本語に翻訳されたものを見聞きするが、誰が何を伝えるかによって取捨選択・編集されている。原文そのままが編集なしで伝わることは、まず、ない。抜粋され編集され、無用なコメントがつけられたりするものだから、結局、編集者と所属組織による判断が加わっており、その組織の意思に沿ったものになることがあるし、そもそも、原文が分からなければ、そういったことがあったのかどうかも分からない。だから伝える者によって世界の姿は変わってしまう。


最近、既存のメディアの情報を見聞きすることにとうとう疲れてしまった(それに対する国民のリアクションパターンの少なさにも)。私が生まれる前から、彼らはおそらく同じようなことを繰り返しているのだろうと思う。チェンジといい、革命的と言ったとしても、伝える彼らは何も変わっておらず、経験則により作られた道の上を歩くだけで、世界が変わることなど決してないように思う、ように思わされている。
世界を変えるためには頭の中身を変えなければならないのに(たったそれだけでいいのだが)、そういう意識がない者たちは、どうにもこうにも、古いままだ。構造的な古さであって組織の古さであるのなら、個人によるメディアに期待したいが、内容のレベルに波があることから、定期的に読みたいものはない。また個人の判断は組織よりも偏って突っ走りがちなので、中立・公正・正確なものを知りたいというところからは離れる。


情報源としての国内メディアへの不満と、世界の動きを多角的かつ正確に知るという目的から、外国が伝える情報をそのままの形で知りたいなーと思うようになった。現地の新聞テレビ雑誌の情報を、そのまま翻訳したものの全文を知りたいな、と。従来知っている情報でも海外の目を通して見てみると、国内的な狭っ苦しい議論とはまったく異なる形で展開されているものがあり、新鮮さを感じるはずだと思った。それによって逆に、日本の良さというものを認識することもあるはずで、あらゆる面で日本を覆う閉そく感を、日本にいながらにして打破することだって出来るような出来ないような。
日本の様々な昔ながらのシステムに窮屈さを感じ、生活面でもやりにくいことが多いのだが、しばらくはここにとどまりながら世界を感じて、昔からやりたかったことを実現するための助けにしたい。


日本人のほとんどが英語を話せるようになるためには、小学校の教育内容の立て直しから始まるので数十年かかるだろうし、それならば機械翻訳の精度が高まるのを待った方が早いかもしれない。でも、ねえ・・・数年前からあんまり変わっていないように感じており、頭を使わなければならない訳を読むのは、疲れてしまうのでダメですね。英語のままで読む気分ではない。ということで、冒頭の件にようやくたどりつく。