テレビより。メモ

忘れそうなのでメモしておく。8月24日の「世界まる見え!テレビ特捜部」より。
東洋人(ここでは日本、中国、韓国)と西洋人(アメリカとイギリス)とではこんなに思考回路が違うんですよということを、各国の人へのクイズとその答えによって示そうとした番組(質問は番組内のものとは違います。記憶を元にしており、結論から逆算して作ったもの)。


Q1.この花はAとBのどちらのグループに入るでしょうか?



Q2.以下の3つのうち、同じ仲間だと思う2つを囲んでください。

  サル
       バナナ
  ライオン


Q3.ゆっくり浮かんでいた風船が、急にスピードをあげて、どこかに行ってしまいました。この理由はなんですか?






A1.

もちろん、Aグループ。・・・と答えるのは東洋人。西洋人はBグループと答えるそうです。
東洋人は図形を全体のバランスでとらえるが、西洋人はパーツごとに見て分析するためだとか。花びらの形、花の中心の形、葉っぱの有無、茎の形・・・このうち茎の形(斜め&まっすぐ)が、Bグループの茎の形と一致している。だから、Bグループ!と。


A2.

サルとバナナと答えるのは東洋人で、西洋人はサルとライオンと答える。
東洋人は「サルはバナナが好きだから」と2つの関連性で考えるが、西洋人は「サルもライオンも動物だから」とそれぞれの属性で考えるため。
(これは私、サルとライオンと答えてしまいました)


A3.

東洋人の答え・・・「風が吹いたから」
西洋人の答え・・・「風船から空気が抜けたから」
これもやはり西洋人は他との関連性は考慮せず、「風船」のみを見つめているため。

(質問に「この日は風向きが変わりやすい天気でした」という一文を入れて注意を向けさせれば、西洋人の回答を東洋風に誘導出来るかな。逆に東洋人には「この日は無風でした」「室内です」といえば、西洋風が出来あがりそう。・・・鈍感で気づかないor集中力が凄い西洋人、余計なことも考えすぎるorバランス感覚に優れた東洋人、と)




東洋人も西洋人も質問に答える前に数秒間沈黙していましたが、そのとき考えていること(見えているもの)は違うということです。ここがおもしろかった。
上下の問題ではなく、それぞれが力を発揮する分野があるのでしょう。それは何かを考えるのも面白いです。
(なお、私はミャンマー人にもこれらの質問をしたのですが、思いっきり東洋的な回答をしてくれました)


東洋人は全体の関連性やバランスを考えて、西洋人は対象物のみを分析する。
番組ではこのように思考が異なる理由として、古代ギリシャと古代中国云々とやっていたが・・・それはどうでしょうね。


国固有の社会風土とその土台となる学校教育の違いなんじゃないかと思いました。(ステレオタイプかつ日本のしか知りませんが)東洋=協調性重視、西洋=個性重視といったもの。
番組に来日20数年という西洋人が出演していたのですが、彼は他の日本人と同じように答えていましたので。
そういえば各国の回答者は全員大人でしたが、子供がやったらどうなるんでしょうね(子供の答えも別れるなら、それは遺伝子の話になりそう)。